10代後半〜20代の6人に1人が「テレビ見ない」 サイバーエージェント調べ
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注目のコメント
【視聴者と提供者の関係性】
むしろまだこんなに見る人がいるんだ、という取り方もできるとは思いますが、時系列でみていくとどんどん減ってるのは事実なわけで。3年前にバズった「テレビって途中から始まるからムカつく」的な趣旨の大学生の発言しかり。言い換えると「送り手に主権がある」仕組みが使いづれーわ!ということですよね。
一方で、「受動メディアから能動メディアへ」っていうのはちょっと変わってきていて、そこがポイントなんじゃなくて要するに「何でもいいから見たいものがラクに見たいように見れる」という、主権の移動ということが本質だと思います。
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20180321-72343716-netallicaq
「Youtubeは検索しないと見れないから、インスタの方がいい」とかは、発想は完全に受動なわけで。「賢い受動の仕組みを創って、自分の思い通りにしたい」というのが彼らの本音で、そのためにメディアは「圧倒的に主権を視聴者に譲り渡した時に何が提供できるか」を考えていくってことなのかなあと。
ちなみに僕がプロジェクトでご一緒してる学生の中には「リモコンが重くてダルい」という驚異の意見もありました。。。以前、若い人達がテレビを見ない理由として最初から再生できないということを挙げられていて、一体なんのこっちゃ?と思っていたのですが、テレビなしの生活を数年続けた今思うのは全く同じことです。番組が始まる時間にその場にいなければいけないってかなり面倒くさいということ。全録して自分の好きな時に見ればいいという意見も聴こえてきそうですが、そもそもなぜ全録などをしなければいけないのかと思ってしまう時点で、もうテレビを見る気がないのだなと自分で思っています。見たい番組がないわけではないのですが、努力をしてまで見るものではないということなんだろうと思います。
地上波、インターネットテレビなどをメディアとして経験している身として思うことを書き連ねさせていただきます。
巷でよく耳にするのが、
「テレビが面白くなくなったからテレビを観る人間が少なくなった」と。
確かに昔に比べて、制限や忖度をしながら番組作りをする局が増えました。
しかし、理由はそれが大きいものではないと私は思うのです。
私が考える最大の理由は、
「世の中に多くの娯楽物が増えたから」なのかな、と。
YouTubeなどのネットメディアの勢いが凄まじい、と。
それは新規メディアだから、伸び率を見てそう思うだけで、
やはり未だ同時視聴者数が多いのは「テレビ」なのには変わりないかと思っています。
私もAbemaTVというネットメディアの仕事をしていますが、
テレビの視聴者数には太刀打ちできていないのが実情です。
もはや、“視聴率”という物差しが今の時代では無理があるのです。
ほぼあてにならない数値になってしまっています。
テレビもネットTVも録画再生をみんな使っているはずですからね。
話が少し逸れましたが、「増えた多くの娯楽物」。
インターネット環境が発達し、スマホ社会になり。
書籍もゲームをはじめ、何から何までコンパクトになり、
いつでもどこでも楽しみを感じられるようになりました。
今まではテレビから情報収集していたニュースもスマホアプリで把握できるようになりました。(NPもその1つですね!)
テレビを通じて得ていたことが、もうテレビなしで楽しめるようになってしまったのです。
これがテレビを観なくなった最大の理由かと。
だから、私はネガティブに考えすぎなくても良いのかな、と最近思うようになりました。
確かにテレビの仕事をしている以上、皆さんに観て欲しいです。
しかし、私の考えるテレビ離れの理由が正解だとすれば、
世の中が日々便利に快適になっているが故の結果で。
それはそれで喜ばしいことです。
社会が多様化すれば、
情報収集や趣味娯楽も多様化するのは自然なこと。
そんな状況下で、私達マスコミは
“どうやってテレビを観ていただくか”。
それを考えるのが今の課題だと私は思っています。