シリコンバレー企業を取り締まる、「鉄の女」の素顔
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注目のコメント
彼女はいま、世界で最も影響力を持っている人の一人として確実にカウントして良い人です。
なぜなら、世界で最も、国民国家すらよりも大きな寡占企業群、Apple、Amazon、Google、Facebook、Microsoftを破壊する可能性がある人だからです。
更に言えば、データにより富のみならず、先の大統領選により証明されたように人々の行動や政治体制までをも意のままにしうる極端なパワーを独り占めにしつつある企業群を、現代版の財閥解体をなし得る可能性があるからであり、現に既に巨額の金を寡占企業からもぎ取り、罰し、弱体化に一部成功しつつあるからです。
未来の歴史の教科書に、ITによる富の寡占から国民国家の反逆により彼らが解体される様が描かれるとしたら、間違いなく彼女の名前がそこに出てくるでしょう。何度か生で喋っているのを見たことがありますが、非常に華があり発信力のある「政治家」です。規制当局の長ではあるのですが、本質的に「政治家」であることがポイントなのかなと感じています。
また彼女の個性を抜きにしても、競争政策については米国と欧州で根本的な思想に差があると思います。色々あったとしてもEUは引き続き重要かつ巨大な市場なので、グローバルで闘う者にとって欧州当局の動向は今後も要注目です。いかにもNYTが好きそうな人物。米国ではトランプ政権下で殆ど影響力がなくなりつつあるリベラルエリート達の希望なのだろうけど、こんな事を繰り返しているEUに経済成長は望めず、EU圏の後退とともに影響力を失っていくだろう。安易な規制よりも、米国としては国家とメガテック企業が一体となってデータ収集を推し進める中国と、どのように自国のメガテック企業が今後も伍していくのかが遥かに重要なトピック