【1分スライド】最高益トヨタが今、語ったこと
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NewsPicksによる新しいニュース解説「1分でUpdate!」。先日の武田薬品のM&A解説に続く第二弾は、異例の注目を浴びたトヨタの決算発表の解説をお送りします。
実際に、決算発表会場は、ちょっと異様な雰囲気に包まれました。マーケットが場中の13時30分に資料がいっせいに配布されると、その様子すらカメラマンたちが「パシャパシャ」とフラッシュを焚いていたからです。しかも、新たに用意された株主たちの席には、メガバンクや金融機関の社長たちがずらり。超多忙な大企業トップたちがわざわざ駆けつけるのも、トヨタのなせるわざでしょうか。
それらはさておき、個人的には今年のCESで「ものづくり企業」から「サービス企業」への脱皮を宣言した豊田章男社長が、久しぶりに公の場に姿を表した機会です。新たなサービス企業のトップとして何を語るかに興味を持っていました。質問は出ませんでしたが、「ジャストインタイム×サービス」という掛け算にはしっくりきました。これからどう進化させていくかが楽しみです。「1分でUpdate!」シリーズ第二弾です！
国内時価総額最大企業であり、日本で初めて純利益が2兆円を突破したトヨタ。
ライバルも競争のルールも変わりゆく中でトヨタは何を語ったのか。。スライドでざっとキャッチアップできますので、ぜひお読みください！NPの真骨頂なフォーマット、とても解りやすくタイムリーで便利な「助かる」特集。
昨日はリクルートのグラスドア1.2ビリオンドル買収の記者会見とこのトヨタの決算発表、いずれも異例の場中大型発表がたまたま2件続いた不思議な日だったのですね。
肝心の中身は、新しい発表は無い印象。
呼応するかのように、米国でほぼ同日に行われたGoogleやマイクロソフト、FacebookらITメガの開発者向けの年次発表も、やはりほとんどが去年来の路線継続で新たな取り組みで大きな発表はありませんでした。
つまり世の中の大きなトレンドセットは去年くらいまでで決定しており、今年からはそのエクセキューション勝負のフェーズに入ったと見えます。
トレンドとは自動車で言えばいわゆるCASE、コネクテッド、自動運転、シェアリング、EV。
そしてテックではAI、特にクラウドAI、複合現実または仮想現実、ブロックチェーンなどですが、それらモビリティ産業とテック産業の業際侵食もまたこの数年の大きなトレンドで、したがって決算発表の場でGMやダイムラーではなくGoogleやマイクロソフトの財務数値と比較する時代となっています。
