米のイラン核合意離脱でボーイングとエアバスの4兆円取引が頓挫 (1)
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米国企業であるボーイング社は、米国がこれからイランに課す経済制裁によって、イラン政府もしくはイランの中央銀行を介する取引はできなくなると思われます。
フランス企業であるエアバス社は微妙なところです。米国の経済制裁は、イランと(中央銀行を介して)取引する企業にも制裁を課す内容なので、エアバス社もイランと取引できなくなります。このような制裁から逃れうるとすれば、フランス政府の働きかけなどにより、フランスの金融機関が制裁の対象から除外された場合となります。
やはり米国なので、国連安保理の決議によらない一国だけの経済制裁でも、米国内での経済活動ができなくなるようにすることで、世界中の企業の活動を規制することが可能です。
トランプ氏「最大の経済制裁」 イラン核合意離脱表明
https://newspicks.com/news/3012367?ref=notification
米国の対イラン制裁の詳細-ビジネス契約締結企業に最長6カ月の猶予
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-09/P8FPZJ6JIJUS01スカイマーク→ANAのA380が記憶に新しいが、4兆円超の総発注額のうち、完成進捗がどれくらいなのかが気になる。
Boeingは777については別の顧客を確保しているとのことだが…あと、貿易補助とかもついているかもしれず、公的・民間金融機関への影響もありうる。
オプション分も含むかもしれないが、①を見るとAirbusはA320ファミリーで46機、A330ファミリーが38機、A350が16機の計100機。Boeingは737が50機、777ファミリーが30機の計80機。
金額ベースでは、Boeingが低下ベースで166億ドルだが半額にディスカウントしているという報道。85億ドルくらいとすると、残り約300億ドルがAirbus?
①http://www.aviationwire.jp/archives/109638
②http://bit.ly/2rwl3hk