窓を開けていても外部の騒音を半減するシステムが開発
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このアクティブノイズキャンセル技術は前からあって、建築分野だと建物から外に出て行く音(空調などの機械音など)が敷地境界の騒音規制値に引っかかるような時に、最後の手段として使うことがあります。ただこれまでは非常に高価なものだったので、あくまでも最後の手段で、実際に使用するのはほとんど聞いたことがありません。通常は機器の配置を再検討、機器側に消音装置設置、吸音性能の高いルーバーを機器周囲に設置などで対応します。
今回の技術は外から中への音が対象、窓面に設置、最大50%軽減というところに新規性、革新性があるのだと思います。これが安価にできるようになればいろいろと応用が効くかもしれません。
この開発には鳥取大学も参加しているようです。逆位相の音を発生させるというものは、例えば
・みなさんがお使いのノイズキャンセリングヘッドフォン
・日本の高速道路で特に騒音がひどい箇所
・救急車内での救急車サイレン音キャンセル
などで使われています。
今回は窓に設置する試みが新しいのかも。反面、効果としては耳元でノイズキャンセリングするのが最も高いのでノイズキャンセリングヘッドフォンが最大の効果を発揮すると思われます。
飛行機や新幹線に乗るときなど、騙されたと思ってノイズキャンセリングヘッドフォンを使ってみてください。映画などはこれまでの半分の音量で明瞭に聞こえます。耳栓をするよりも効果的に安眠ができます。美味しくないと思っていた機内食ももしかしたら美味しく食べられるかもしれません。
消音スピーカー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E9%9F%B3%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC
機内食がおいしくないのは騒音のせいであることが明らかに:米研究
https://irorio.jp/karenmatsushima/20150522/230006/
(追記 2019/12/05)
いまは高速道路では使われているところはなくなってしまっているかも、という情報を頂きました。昔聞いたことがあったのですが。。。これは将来が楽しみな技術。さらなる進歩によって、半減からほぼ99%カットできるようになるだろうか。
逆に中の音を外部に出さない空間を作り上げることが出来たら「壁なし電話ボックス」みたいなことも出来る。
あ、電話ボックスなんて知らない世代がいるか、、、