日中韓首脳会談、「北朝鮮は主要な議題でない」=中国外務次官
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注目のコメント
中国にとって最も重要な課題は、経済発展を継続させることです。それによって初めて共産党統治が国民の支持を得て、長期にわたる安定した統治が可能になるからです。
そして中国は、経済発展を継続させるために、米国の妨害を排除しなければならないと考えます。トランプ大統領の米国が、経済問題で中国に圧力を強める現在、習近平総書記を始めとする中国共産党中央の危機感は高まっています。
中国は、米国が圧力を強めれば、バランスをとって日本との関係を良好にしようとします。中国にとって、北朝鮮に関する問題は、多くの問題の内の一つです。さらには、米国の圧力を回避するためのカードの一枚と捉えられているかも知れません。
現在の国際社会のシステムのレベルで大きな変化を起こそうとしているのは、いわゆる「中国の台頭」による米中間のパワーシフトです。「国際社会に構造的ストレスを与える」と表現する人もいます。
日本も、国際社会で起こっている大きな潮流を理解した上で、個々の事象がその流れの中でどのように位置づけられ、どのような作用を及ぼすのかを考える必要があると思います。そして、日本が望む国際環境をどのように構築していくのか、各国との関係を考えて行かなければならないのではないでしょうか。中国の外交メッセージは、いつも味気なく非論理的なコメントばかりだか、このコメントは、珍しく正論で現実的だ。
今回の首脳会談は、貿易問題を中心に三国の役割について話し合う重要な機会だから、大事にして欲しい。