Web3.0社会到来でIT企業が個人情報を独占する時代は終わる?
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この一文だけで、ブロックチェーンを理解していない人が書いたことがわかる。暗号化しようが何だろうが、個人情報をブロックチェーンに保存管理するユースケースほど、愚の骨頂はない。
> ブロックチェーンのような分散処理技術を活用すると、個人の情報を暗号化し、ネット上に分散して保存・管理することが理屈上可能となります。
> つまり自分の個人情報は自分自身の手で管理できるようになるわけです。
個人情報は、自分で管理するのが鉄則。これができないというのは、うそ。
でも、その解決策はブロックチェーンではない。
個人情報を管理するツールというのは、これまで真剣に作られてこなかったように思う。なぜなら、サービス提供者側は個人情報を吸い上げたい人ばかりだったから。
GDPRの運用が開始されれば、サービス事業者側も、とばっちりを受けないためにも、そういうツールの提供をはじめるだろうが、その中で「ブロックチェーンに暗号化して保管」みたいなものがあったら、それは最悪のツールだから使ってはならない。記事を読む前に、ブロックチェーンかな?と思ってピンポンです。
ブロックチェーンは万能薬という記事が多いですが、これはブロックチェーンに投資した人のステマと思われます。
ブロックチェーン技術に大変興味深いですが、現状の問題が全部解決されると思えません。
『データを利用したいネット企業は、何らかの対価を払うか、許諾を得る形でしか個人情報を利用できないようにすれば、データを無制限にネット企業に利用されるリスクが低減します。』
ビッグデータを分かっていないと思います。一人ひとりの個人情報なんて意味も価値もありません。みんなのデータに価値があります。
『もはや、私たち自身の手で個人情報を管理できない状況となっています。』
これは単純に間違っています。ブロックチェーンを使わず今でも管理できます。しかし多くの人はやろうとしません。だから、ブロックチェインで解決されると思えません。
個人情報問題は技術的な問題ではなく、社会的な問題です。これまでITの世界は集中と分散を繰り返してきた。
この記事は集中=クラウドから、分散=ブロックチェーンへと移行する過程で、データの所有者がIT大手から個人へと移行するとしている。
一理あるが、そこに至るプロセスと時間軸のイメージや、個人情報を取り戻したあとに、個人が受けられるセキュリティ以外のメリットがよくわからない。
集中と分散が両立するという道もあるのではないか。