新型出生前診断(NIPT)一般診療解禁へ。これからの周産期医療はどう変わる?
とある産婦人科医のブログ
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コメント
注目のコメント
ほんとに多くの方々に読んでいただきたい。
NIPTは受けといた方が良い検査、陽性なら染色体異常あり、陰性なら大丈夫、先天性疾患の患児や親は不幸、、、
それら全てはそんな簡単なものではない。
検査は簡単だけど、産科医にもお父さんお母さんにも、正しく使われてほしい。NIPTは他にも早い段階で性別が判ったりといった利点もありますが、アメリカでもハイリスクでない限り受ける必要はないと言われます。ただし、実際に検査を受けるかどうかは個人の裁量に任されていますし、そのための説明も産科医とは別の担当者が行う体制が整っています。
記事の問題意識はつまるところ検査をする側のリテラシーというか、検査結果を元にした意思決定の技量を高めなければいけないということではないでしょうか。検査結果に対する理解を深める。その先、先天性異常があった場合普通の子育てとどう違うのかを知る。それを踏まえた上で、検査をするかどうかを判断する。
結果次第では中絶という今まで考えていなかったであろうオプションを取る可能性がある検査を受けること自体、実は重要な意思決定です。なんとなく検査を受けるのではなく、ちゃんと覚悟を持って検査を受ける。そのためにしっかり情報を集めて欲しいし、こういう分かりやすい記事を書いてくださる方の存在は貴重だと思います。