ネット印刷のラクスルがマザーズ上場へ、直前期の売上高は約76億円
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注目のコメント
ついにラクスルが上場。
記事にあるように2017年7月期実績は売上76.8億円(うちラクスルが75億円)、経常損失11.6億円。その前2年間も15億円前後の経常損失で、ただ売上は25億円ずつくらい伸びており、ずっとアクセルを踏んできた様子がうかがえる。
そして、今期に関しては四半期での推移(21ページ)を見ると、直近の第2四半期は黒字化。ただ背景としては広告宣伝費を大きく減少させていることが背景で、これまでも広告宣伝費を減少させればいつでも黒字に出来た状況。一応上場前にちゃんと黒字化できることを「実績として出した」という数値に見える。
14ページで「企業価値の源泉:顧客数×ARPU」と明示しているのが印象的。そしてその数値についてブレークダウンも出ており、年間ユーザー数は18.5万人(前年13.5万人)、注文単価も増加基調。
SOについては、他の条件を満たしたうえで上場4年目までは付与SOの2割×年数しか行使できない(例えば上場後1年以上2年目までなら4割まで)というのが印象的。
上場ゴールではなく、上場後も社員のリテンションをはかるという意味でいい設計だとぱっと見は思う。
Iの部
http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu00000337z6-att/05RAKSUL-1s.pdfラクスルが上場承認。
メモ:
・想定時価総額: 約380億円(ポスト、目論見書記載価格ベース)
・バリュエーション: (予測値プレスリリースが開示されるまで、よく分からない。リスク情報の開示によると、足元2Qで営業黒転している、半期の営業利益1億円)
・オファリング・ストラクチャー: 新株式の公募23%、売出し77%(OA除いて計算)
・公募による増資額: 35億円(目論見書記載価格ベース)
・売出人: VCや事業会社株主に加え、CEOやCFOも一部保有株式を売出し
・主幹事: 大和証券、三菱MS