中国軍機6機が沖縄付近を飛行
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中国は、爆撃機と情報収集機、電子戦機の編隊で飛行させることがよくあります。一般的に考えれば、これは、爆撃機の飛行に対して、対象としている国等がどのような反応をするかを、電磁情報を収集して分析しようとしているのでしょう。
今回の飛行経路を考えれば、対象は日本と台湾だと言えます。日本に対しては、これまでにも中国軍航空機が日本領空に接近したり、太平洋に出たりして情報収集を行っていると考えられます。
H-6爆撃機は、中国では、航続距離8000キロメートルと言われ、作戦半径は3500キロメートルにもなる長距離爆撃機です。巡航ミサイルを搭載すれば、さらに1500キロメートル先の目標まで攻撃が可能です。そのため、中国では、H-6はグァム島の米軍基地を制圧するための爆撃機であるとも言います。
この爆撃機が、台湾東側の空域を飛行するということは、台湾を東側からでも空爆できるということを誇示するとともに、台湾空軍の対応に関して情報収集しているのでしょう。
中国は、2017年8月にも、同様にH-6爆撃機が台湾東側空域を飛行し、台湾側が反応しています。中国の台湾に対する軍事的圧力は、まだ強化されると考えられます。