ファナック、今期営業利益予想34%減 IT関連需要の鈍化で
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ファナックの弱い予想はいつものことではあるので…ただ、業態としてもボラはそもそも大きい。
2018年3月期について、期初予想は売上5698億円(YoY+6.1%)・営業利益1555億円(YoY+1.5%)だった。それが実績としては売上7266億円(YoY+35.3%)・営業利益2296億円(YoY+49.9%)だったくらい。
なので、この数字通りになると信じるかというとそういうものではないとは思うが、ヘッドラインの数値としては弱い。
ファナックは、日経平均の構成比で4.30%を占め、ファストリの7.83%に次ぐ2位(3位はソフトバンクで4.06%)。なので、株価変動の日経平均への影響が大きい。
https://www.fanuc.co.jp/ja/ir/announce/pdf/financialresult201803.pdfファナックの2017年度通期決算は会社予想を上回り売上高は+35%増、営業利益は+50%増となりました。
しかし2018年度の会社予想は、市場の増収(二桁)増益期待に反して売上高が▲13%減収、営業利益は▲34%減益とされました。営業利益や経常利益は2016年度を下回る水準に設定されています。
ドル円想定が100円、ユーロ円が125円などの保守的であることもありますが、リンク先にもあるように、スマホ関連の投資の一服など需要面での変調も映していると思われます。スマホについてはTSMC、サムスン電子の見通しにも影を多少とも落としており、もう少し広い裾野にマイナスの影響が出る覚悟が必要でしょう。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29881690W8A420C1DTC000/