グーグルが過去最高益、1兆円 1~3月期、広告好調
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売上高248億ドル→311億ドル(YoY+26%、前四半期はYoY+28%)、営業利益66億ドル→70億ドル(YoY+7%、前四半期はYoY+15%)。
純利益ベースだと54億ドル→94億ドル(YoY+73%)と大幅増加で最高益ではあるが、新しい会計基準(ASU2016-01)によって投資利益で30億ドル計上したことが背景。
下記のMarketWatch記事をみると、大部分はUberへの投資によるものと見られる。合わせてNestの業績も開示されており売上とほぼ同程度の営業損失約6.2億ドルを計上しているとのこと。
https://on.mktw.net/2JmHcX1
クリック単価はYoY-19%(前四半期YoY-14%)、粗利率は前年同四半期60.4%→今四半期56.8%(前四半期59.1%→55.9%)と、売上増の中で単価下落・粗利率下落のトレンドは継続中。
決算資料:https://abc.xyz/investor/pdf/2018Q1_alphabet_earnings_release.pdf
2017年10-12月期の決算Pick:
https://newspicks.com/news/2794044広告売上が前年同期比で24%増と過去4年で最も上昇幅が大きくなるなど、年間売上が10兆円を超える企業としてはありえない成長ペースをキープ。ただ、コスト増を嫌って時間外取引では株価ほぼフラット。今回の決算で初めて未上場企業への投資によるリターンも公表して約30億ドルのリターン
高い増収率(対前年同期比+26%増)を実現している点は評価できると思いますが、営業利益率の低下(同▲4ポイント下落)については、見た目の問題と言えるものの気にはなります。投資が嵩んでいることもありますが、トラフィック獲得費用の上昇率が落ち着いてくること(会社はQ2以降これを想定しているようです)、およびクラウドサービスなど広告以外の事業の一掃の寄与を待つ時期なのでしょう。