富士フィルムと米ゼロックス、経営統合計画の再交渉目指し協議=報道
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ゼロックスの株主の立場に立てば当然に「過小に評価」と主張し、価格の引き上げを目指すのは理解出来る。投資家もその裏に投資家がおり、説明責任が問われますからね。
いずれにせよ、ペーパレス化が進み複合機の将来は明るくない中、過去の経緯を含めてゼロックスにとって富士フィルム以外と組む選択肢はないだろうから、株主としても本気で破談にさせたいとは思っていないと思う。そうすると、落とし所を探していくことになるのかな。下記がCNBCの報道原文。ディールの見通しが両氏の反対によって暗雲が出ていた中で、必ずしもバリュエーションに多くの投資家が満足をしなくても、破談になるよりは良いという判断か、株価は4%近く上げている。
https://cnb.cx/2HfulVF
本ディールに関する過去の主要Pickは下記。
2018年1月11日 観測報道初報、そしてそこからのXerox株高
https://newspicks.com/news/2742780
https://newspicks.com/news/2745241
2018年1月31日 経営統合発表
https://newspicks.com/news/2789420
2018年2月以降のアイカーン氏らの反対関連
https://newspicks.com/news/2820637
https://newspicks.com/news/2861487
https://newspicks.com/news/2837244アイカーン氏は、投資家として1ドルでも多くのリターンを上げたいと考えるのは当然でしょうから、富士フィルムがお出まししたことを「これ幸い」とばかりにゴネてきたわけです。
もっとも、客観的に見れば富士フィルム以外に有力な買い手がいるわけでもないでしょうからバーゲニングパワーは圧倒的に富士フィルムにあるように思います。
富士フィルムとしては、ここは「ゴネるんであればお好きにどうぞ」とどっしり構えていてほしいところです。