フィンランドの「ベーシックインカム実験」が2018年12月で中断
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注目のコメント
長期失業者を選んだのが失敗で、彼らにお金を渡しても大概プータロー生活を楽しむだけなので本当にランダムに受給者を選んで、どういう人たちがどんな変化をもたらしたのか調べたほうが実験としては有意義だったはず
ユニバーサルベーシックインカムの議論の主流は労働者の保護ではなく、行政コスト・財政支出の削減にあることに注意が必要です。可能な限り多くの社会保障制度を止め、一本化していくという論理です。
そうすることで労働者や弱者へどのような影響があるのか吟味する意義はあるでしょう。そして新しい時代の社会保障制度を検討する材料となるでしょう。しかし、財政支出削減の観点からの推進論については気をつけたいところです。
また、最も大きな課題は政治経済です。可能な限り社会保障制度を止めることは相当な抵抗があるでしょう。フィンランドのケースもそうかもしれませんが、仮に素晴らしいエビデンスが揃っても、実現するには長年にわたる対話が求められるでしょう。
小さな都市国家でかつ半永久的に不労所得がある国であれば、導入の実現性は高いのかもしれません。