米ブレーク・イーブン・インフレ率上昇、原油高受け
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ユーロ高→ドル安→ドルインデックス下落&需給→WTI上昇→ブレーク・イーブン・インフレ率上昇(いまここ)→米国長期金利上昇→ドルインデックス下げ止まり?
この局面で注意すべきは新興国の米ドル建て債券かもしれない。自国通貨で債券発行できない(債券を買う=お金を貸す→貸し手はマイナー通貨で返済されても困るから米ドルの方がいい)ソブリン(国とそれに準ずる機関)の米ドル建て債券は二階建て(一階:米国長期金利+二階:自国信用)で構成されており、一階部分は丸ごと米国長期金利上昇の影響を受ける。この影響で仮に数年下落を続けたドルインデックスが下げ止まり上昇を始めると二階部分もまずい。ドル高は新興国から米国への資金流出というか逆流を意味し、自国信用部分にも影響が出てくる。金融機関から新興国債券をすすめられている人は現地通貨と米ドル建ての違いを担当者にぜひ質問して下さい。商品名がそっくりでも値動きは大きく違ってくる(教科書通りなら)はずです。
ちなみにWTI→BEI上昇時の株についてはこちらでコメントしました。
https://newspicks.com/news/2968627/