エアバス、電動航空機の研究開発に数百億円投資
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最近俄かに注目を浴びてきているこの領域。記事最後のページにあるような旅客機サイズだけでなく、パーソナルサイズの小型機についても研究開発を進めていく。
旅客機サイズのE-Fan Xはシリーズハイブリッド型(①)。今研究開発しているものについてググってみると、CityAirbusはフル電動のように見える(②)。ただし、航続距離は15分、最高時速は120km。Vahanaはあまりしっかりした資料が見つけられなかったが、③に最初のフライトの動画があり、そこの下の注釈に「1分間のフライトでプライマリーバッテリーの8%を使用」とあるので、おそらく15分程度の飛行のフル電動ではないだろうか。
この領域では、トヨタのAIベンチャーズがJoby Avitionに出資している(トヨタ以外含めて1億ドルの調達、④)。
①https://newspicks.com/news/2658559
②http://bit.ly/2JTAmch
③https://www.airbus-sv.com/projects/1
④https://robotstart.info/2018/02/02/joby-abiation.htmlやはり、膨大な量の燃油を使用し、温室効果ガス排出に寄与している業界だけに、従来から新世代の機体・エンジン開発の際に、燃費改善は常に各社が競う最重要トピックでしたが、
より環境対策に焦点を当てた電動化の可能性はAviation業界内でも以前から出ていましたが、いよいよ具体化してきました。
なお、温室効果ガス削減の動きはパリ協定からも例外的に除外されていたラストリゾート「船舶」にもついに及び始めています。BBCでも最近トップニュースで報道されていました。http://www.bbc.com/news/science-environment-43701631
Shipping業界内では、Green shippingが最近のキーワード。大型船の電動化の議論が出てくるのもそう遠くないかもしれません。