20世紀のアメリカが生んだ、マクドナルドというイノベーション
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「マクドナルド化した社会〜果てしなき合理化のゆくえ」の著者であるアメリカの社会学者ジョージ・リッツァ氏にインタビューしました。
日本では昨年公開された映画「ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密」を観たというリッツァ氏と共に、映画のシーンを振り返りながら、20世紀のアメリカとマクドナルドの発展史を見ていきます。彼の目からは、「AmazonGO」が最先端のマクドナルド化の4要素を見出したケースというのも、非常に興味深い。
そして、特集「マクドナルド進化論」は本日が最終回です。身近なようで、知らないことの多いマクドナルドについて、私自身も非常に興味深く取材を進めたテーマでした。1週間、おつきあいいただいた読者の皆様、ありがとうございました!マクドナルドのローカライズを研究していたときに面白かったのは、マクドナルドのもっとも重要な商品はハンバーガーではなく実はフライドポテトであるということ。ハンバーガーは色々なバリエーションがありますし、日本で生まれた月見バーガーがあったり、宗教にあわせて肉を変更したりローカライズもありますが、何のバーガーを買っても世界共通に食べられ、どこでも同じ味なのはポテト。そうすると、むしろ主であるポテトに何を合わせるか、と考えた方が自然であると。そのため、ポテトの材料は規格が決まっており、全てアメリカから輸出する決まりになっていました(調べたのは数年前なので変わっていたらごめんなさい)
記事とは直接関係ないですが特集のどこかで書こうと思っていたので、最終回という事で書いてみました映画ファウンダーは非常に面白く考えさせられる映画でした。起業における価値の源泉とは何か、着想かエグゼキューションか。そしてここにあるネーミング問題。これは映画のクライマックスでもあります。
ちなみに伝説の起業家、藤田田がレイクロックに出会い日本マクドナルドを創業する際にこだわったのもネーミングというのは知る人ぞ知るトリビアル。
英語に近い音のマクダーナルを主張するクロックに対して日本人は母音を全部しっかり発音するのだと言いマクドナルドだと譲らず今に至ったという話です。おかげで外国でマクドナルドとカタカナ読みしても笑われるだけで通じませんが(笑)