この連載について
あの「チキン事件」から4年、マクドナルドが遂に復活した。業績は事件前の水準に回復し、今年は約10年ぶりに新規出店に踏み出す。なぜ復活を遂げたのか。そして、日本の「胃袋」の数が減り続け、人々の嗜好やライフスタイルも大きく変化する今、マクドナルドはさらなる進化を遂げるのか。
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関東地区を中心に「牛丼吉野家」チェーン展開。はなまる、アークミール、京樽などM&Aにより多角化。アジアを中心に海外出店加速、現地化推進と地域に合ったメニュー開発に注力。
時価総額
2,203 億円
業績
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世界的ハンバーガーチェーン。直営とFC中心に全国に店舗展開。顧客のニーズに合わせた新商品の拡充を進めるとともに、既存店舗のリニューアルや新規出店にも注力。全国でドライブスルー対応を可能にする方針。
業種
ファストフード
時価総額
9,081 億円
業績
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あと軽減税率による、テイクアウト問題。本当にどうなるのか、気になりますね。注目して見ていきたいです。
個人的には、原稿を書きながら晩杯屋が気になって仕方なかったです。女性一人でも入りやすいそうです。マッチング系飲食店より、おもろい出会いがありそう。
とにかく時代を読む力を、失敗を重ねながら自分のものにしてきたことが非常にわかるインタビューでした。
かつて日本マクドナルドを創業した藤田田のように、粟田社長の薫陶をうけた人々が、これからの外食産業を担っていく日はそう遠くないかもしれません。
この言葉がとても印象的。フェーズによるのだが、客単価が下がらずに、客数増が既存店売上を引っ張っているときは強いと思う。
ようはその業態の価値が、価格に関係なく受け入れられているということ。
逆に客数下がりながら単価が上がって既存店売上を維持しているフェーズや、客単価下げて客数が増えて利益率が下がっている(客数にはつながっていても収益性につながっていない)は、バランスの悪化を示唆していることが多いと思う。
業態認識についても面白い。顧客としてはマックが高くなってきている中で、安くて野菜天ぷらとかもあって相対的にはヘルシー感がある。お昼にファストフード行くとしたらどこ、という質問に対してマックなどハンバーガー屋さんと併せて讃岐うどんも出てくるのではないかと思う。
そのなかで、ハンバーガーを食べたい気分の時には讃岐うどんは選択肢から外れるが、広義の選択肢(Evoked Set)では競合していると感じる。
でも、会社としては違うという認識で、その違うという認識のもとで積み上げる・深める施策・オペレーションが、ユーザー視点では選択肢で競合していても、差別化・競争力につながる。
トリドールという社名ながらの「鳥リスク」への認識や、上場を自らを変える手段とする、そして省人化は武器を手放すという一種の逆張り。読めば読むほど、考えも膨らむし面白い!
NewsPicks Brand Design でもトリドールの求人情報とともに連載してますので、こちらもどうぞ!
https://newspicks.com/user/3165/
世界のローカルフードを食べまくって感じるのが、和食は素晴らしいけど、それだけで世界を制するのは難しい、ってことです。
"日本人は、「和食は世界で通用する」と思っているけれども、それは奢りなんですよ。そりゃあ、世界の富裕層の間では、知られているでしょう。でも町の人は、そもそも「日本ってどこ?」と言っているのが普通なんです"
また、情報の拡散スピードが昔より断然早くなっているので、グローバルに見ても、新しいコンセプトがより陳腐化しやすくなっています。
一つのコンセプトに頼るのは限界があるので、様々な食の文化圏で人々の心を動かすコンセプトを、グループ内に取り込んでいます。リクルートが様々な産業で新たなサービスと優れた経営人材を生み出してきたように、「外食のリクルート」となれれば最高です。
戦略の頂点が「やすい・うまい・はやいの効率化」ではなく「気軽に誰でも感動の食体験」と設定されているからこそ、店内には「茹でたて」があり「立ち込める湯気」がある。
ただ「気軽に誰でも」を実現する手段として、価格を下げている。だからこその発言「結果、商品がファストフードのプライスゾーンにあるというだけ」は趣深い。
「今、世界の店舗数は全業態で500店舗、丸亀製麺だけで200店舗です。」
以前丸亀製麺でケニア、韓国、インドとことごとく成功させた人と話をしたんですが、やはりそこにあったのは圧倒的な起業家精神。うどんにこだわらず、その土地土地にあったものをどんどん提供してうまく育てている。
記事の最後の方に出てくる飲食関係のベンチャーへの投資は面白そうですね。ベンチャーというとITというイメージがあるかもしれませんが、飲食業はいまだに起業する人が非常に多いエリアの一つ。
一方で飲食はITに比べて成長に時間もかかるし資金も必要なんで、ベンチャーキャピタルが手を出しにくいエリアなので、こういうところで丸亀製麺がチャンスを提供しつつ、自社にとってのチャンスも獲得していくという良い循環ができてくるといいですね。