銀河の中心にブラックホール1万個存在か、研究
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天の川銀河の中心は、そのさらに中心に太陽の数百万倍の質量を持つ巨大ブラックホール、その周囲に多数の星が弱く重力的にバウンドされていて星団を成している。星団中の重い星や星質量のブラックホールは中心に落ち込み、軽い星は外側に移動するというのが、星同士の重力相互作用の結果起こることは理論的にはよく知られている。すると、星団の中心付近には重い星やブラックホールがたくさん存在するはずだが、重い星はともかくブラックホール単体では光を放射しないため、観測でその存在を確かめることができていなかった。だがもしブラックホールが単体ではなく、別の星と連星系を成していれば、ブラックホールからの放射が出るので観測可能になる。それを実際に観測したのが今回の研究であり、冒頭の理論をサポートする結果だ。お見事!
【※】https://www.nature.com/articles/nature25029