新年度 部活したくない教員5割 「学びの時間を増やしたい」 - 学校リスク研究所 内田良
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88.4%の中学校で全教員に部活動指導が強制されているのに対して、半数の教員は部活顧問を希望しておらず、授業研究や自主研修に割く時間を増やしたいという統計。中学は小学校に比べて授業のコマ数は減りますが、進路相談やなやみ相談などは増えるので、授業と部活動が終わってからしか授業準備などに割く時間はないと言われています。朝7時台から働く教員にとって部活後も準備しないといけないのはかなりのハードワーク。
一部少しずつ進んでいますがいち早くアウトソース化や部活顧問に限らず専門職採用を増やすべきですね。日本は世界でも珍しく学校職員のほとんどが教員。欧米諸国では専門職採用が進んでいて、授業を教える以外の職員が多くの割合を占めています。日本はGDPにおける公教育支出がかなり低いのもその背景にあります。その結果教員の負担という形でしわ寄せがきているのです。
それでもこれまで高い教育水準を保ててこれたのは完全に教員の皆様の努力の賜物。しかしこれから若い世代の貧困や子育て世代の負担増などを踏まえると教員の善意に甘えられる状況ではありません。
それにしても部活動指導を「希望しない」という選択肢は用意されてないとは暗黙の強制感がすごいですね。各都道府県の教育委員会は、クラブ指導のできる教員を中心に採用してきました。その結果、学校が多様な意見に耳を貸さない組織になってしまいました。クラブの顧問になるのは当たり前。土日出勤、俺たちはしてるのに、何故おまえらやらんのか。
明治以来の教育改革が今叫ばれています。アクティブラーニングです。これやってみると、大変です。今までのテクニックは通用しません。教材研究は2倍以上かかります。研修も必要です。こういう時期って、どんな仕事もありますよね。
先生方も生身の人間です。私も3◯年、教員やりましたが、クラブの為に土日休みたいのに休めないのは、本当つらかった。
教育改革は絶対必要です。クラブよりこちらの方が大事と思いますけど?