【冨山和彦】AI時代の経営論。サラリーマンのプロ化が始まる
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注目のコメント
本質の議論。
プロ化しないといけないは全く同意。社内でプロでない人の行動には明確な特徴がある。
プロでない人は、既存の社内ルールを守ることを自分の仕事だと思い、やるべきことが出てきた時に「ルールが許さないのでできません」という。
これに対し、プロは、結果を出すためのあるべき姿はこうで、それを追求するには、どんなルールが障害になっていて、どうすればそれを解決できるのか、を出す。はっきりしている。
残念ながら、プロでない人が日本の会社には多いし、そのような仕組みでこれまで運用されてきた。
今これをどんどん変える時が来た。
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下記は特に共感。
「会社が雇用をつくっているのではありません。事業が、産業が、雇用をつくっているのです。その会社の中でその事業が競争力なくなったら、雇用はつくれません」「実際、僕もそのけしからんと言われている会社の中に入りましたが、個人でけしからん人はいません。みんなそれぞれの立場で、ある意味ではクソまじめにやっています。
でもそうすればするほど、全体としては愚かな集団になってしまう。」
本当にその通り。公教育という国を挙げての「超大組織」の改革をするぞー、と関わって10年以上経つが、アリが象の指先でのたうってる状態である。
じゃあ教師たちの抵抗にやられたのかというと、一人ひとりの先生方は極めて真面目で良い方だった。「今までのことを、きちんとやる」は上手。しかし「やめる」「変わる」が苦手な文化・旧弊の中、英語だアクティブだと色々降ってくるし、もう新しいことを言わないでくれという、ヘトヘト感を感じた。
やはり、一つ二つ事例を示しても何も変わらない。全体リーダーシップの不在の問題だし、仕組みを変える政治マターだと思っている。一人ひとりの先生方が生き生きと働ける道は、見えてはいる。---- エクスパット(現地駐在員)はカネかかるので、あの生産管理部長さんを、日本へ帰らせてくれないか、現地へ送ってくるんだったら、世界トップクラスの奴を送ってくれ、と言ってきます。
要するに、いまや現地スタッフのレベルが上がってしまっているので、本国から来た微妙な生産管理部長は必要がないのです。----
これはシビアな言い方なので賛同するのは忍びないのですが、シンガポールやインドでも典型的に目撃する話です。メーカーに限らず、職種に限らずです。
あとスタートアップもそうです。むしろ少数でやっているのでより顕著、「支社が黒字化しない原因は日本人現法責任者のあの人の人件費のせいだ」とか切ない話も結構聞きます。
グローバル経済を戦いの土俵に選ぶ以上は、冨山さんの言われる「プロ化」は至極当たり前の話、シビアな時代ですが会社も個人も得意分野のみに絞り、「それをやらせたら少なくとも世界で何本の指かには入る」レベルに持っていくべく頑張りましょう。