新日本プロレス、アメリカ攻略に挑む
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記事とは関係ないけれど、アントニオ猪木さんの根底には、起業家スピリットがが根づいている。私の本を暗記するのではないかと思うほど読み込んでくださっていて、プロセスの成長カーブとライフサイクルについて熱心に調べていらっしゃった。
猪木さんは、ビジョナリーでもある。15年以上も前に自然エネルギーの技術者を支援し、真剣にエネルギー事業の研究を行っていた。
茨城県にある、その研究所を「見てくれ」と誘われ、訪れた帰りのこと。都内に戻る際に、猪木さんは、私と一緒にローカル線に乗車。寂れた駅ながら、プラットフォームに「あっ猪木さんだ」と、続々と人が集まってくる。
そこに遠巻きに、学生服をきた高校生が立っているのをみると、
猪木さんが、彼に声をかけた。
「ケータイ、もっているんだろ? 撮れよ」
そう言って猪木さんは、満面の笑顔の高校生と写真をとった。
電車に乗り込んでから、私は猪木さんに尋ねた。
「猪木さんほど繊細な人が、こうして、よく一人一人にご対応できるのは、なぜですか?」
そうしたら自分に語りかけるように、猪木さんは言った。
「こんなちょっとのことで、みんな元気になってくれるんだったら、嬉しいじゃないですか。」
猪木さんは、いつだって、そして、いまだって
まわりを元気づけていらっしゃる。
だけれど、そんな猪木さんを深く理解し、元気づけるのは、今度は、
私たちの番だと思っている。NPの通知設定に『プロレス』という単語登録してるのは私ぐらいだと思います。プロレスがNPに取り上げられるのは素直に嬉しい。
30年以上プロレスを観てる私の視点で思うに、新日本プロレスの躍進は間違いなく木谷オーナーの存在が大きい。
例えば、
『プロレスは究極のキャラクタービジネス』だからと、TwitterやFacebookやInstagramでの個の露出をレスラーに強制したり、
『流行っている感が先に醸成されていないと、実際に流行らない』という考えで、山手線ラッピングプロモーションとか。
実際、イマドキの悪役レスラーは、凶器攻撃ではなく、試合直前までTwitterで相手を口撃しています。
とある寡黙で武骨なレスラーの趣味は手料理で、Instagramでの料理写真のギャップが凄いです。
猪木さんはプロレスラーとしては天才でしたが、経営者としてはどう考えても木谷さんの足元にも及ばないと思います。
あと、最近気になるのは、、、
・独自で映像配信している新日本プロレス
・新日本プロレスに良い選手(ケニー、飯伏)を送り出しているDDTプロレス
・そんなDDTプロレスを子会社化し、アベマTVもやってるサイバーエージェント
・昔から新日本プロレスを放送していて、サイバーエージェントとも仲の良いテレビ朝日
という、奇妙な四角関係。
今のところこの四角関係が上手くいっているのがとても素晴らしい。音頭をとっているのはどなたなのかなぁ。アントニオ猪木が旗揚げした新日本プロレスは、オーナーが代わってブシロードに行き着く。そこからの巻き返しはご存知の通り。
新日本プロレスが好調=プロレス業界が好調なので業界の盟主として業界を引っ張っていって欲しい。