原発輸出に国民負担リスク=兆円単位で膨らむ建設費用-日本、官民一体で推進
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総工費が2倍ってのはホントかよ、と思いますが、工事費が倍になるというのは頷けない話ではないですね。
現地の工事費は物量×単価で求められる「直接費」とそれ以外でどちらかというと建設期間と比例関係がある「間接費」に区分できます。
例えば物量が1.2倍、単価が1.2倍になればそれだけで直接費は1.4倍以上、さらに工期が伸びて・・・という要素を入れれば簡単に全体で1.3倍とかなってしまいます(ふつうは単価は大幅な物量変動がなければ変えない、間接費も精算しないという契約条項でサブコンとはネゴしますが、原発みたいな高い施工能力とManpowerを必要とするプラントは、現地工事業者の声が大きくなるのは想像に難くない)。
電気事業連合会の資料を見ると、安全対策では例として鉄骨の梁を追加する、EDG(非常用発電機)を複数置く、炉心損傷回避のためのポンプを予備含めて追加する、などが列記されていますね。https://www.fepc.or.jp/nuclear/safety/torikumi/taisaku/index.html
どれでいくらくらい、というのはわかりませんが、ポンプを追加するなら基礎コンクリートも必要だし、ケーブルを引かないといけないし、計器も増えるのでDCSの能力も検討必要になる。
ここまでしないといけないものを輸出する必要があるのか?という疑問は上がってしかるべしだなと思いますね。