カタールのしぶとい抵抗、制裁による予想外の効果
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コメント
注目のコメント
概ね正確に現状を述べていると思います。
一つ付け加えるとしたら、農業や酪農の国内生産移行による自給比率の大幅な向上があると思います。断交直後はイランやトルコ産の乳製品、野菜などが大量に入ってきましたが、今年に入ってからは店に並ぶ商品の半数以上が国産品に変わってきました。
この記事で唯一残念なところは、タイトルに「しぶとい」とある点です。これは断交国側の心情でしかなく、実際には「しつこい制裁」なのです。
これまでの断交問題に絡んだ記事でも、「カタールは小国」といった、サウジに傾倒するあまりにか、非常に感情的で現実を踏まえたものとは到底言えないコメントが散見されました。
調査・分析に基づかないこのような発言は、サウジ(本来の黒幕はUAE、というのはカタールや欧州では常識ですが)が度々カタールを口撃する際にやる幼稚な言動と同じです。
この断交措置は当初の4カ国の他は、サウジやUAEからの援助目当ての一部アフリカ諸国などだけ(それも数カ国は最近また国交を回復したいと申し出ています)、という現状を見れば、断交国側の主張と言動がいかに常軌を逸しているか、火を見るよりも明らかなはずです。