【ロシア】裏切り者は許さない。プーチンが極める「ダークパワー」
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プーチン政権による暗殺は、英国に亡命していたリトビネンコ氏や今回のスクリパリ氏父娘の暗殺でも国際的に問題になりましたが、暗殺された数からいえば、ロシア国内の方がずっと多いです。野党政治家のネムツォフ氏やジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ氏のように、政権に批判的な野党政治家やジャーナリストが非常に多くの人数が殺害されてきました。
暗殺のやり方そのものもそうですし、元になっている発想や情報の発信のやり方も、旧ソ連のKGBそのままと思わざるを得ません。プーチン大統領本人や側近たちの出身母体です。
そこにある発想は、暗殺を含む工作、軍事力の誇示と世界各地への展開、メディアと情報の工作は、全ての利益を獲得しうる手段であるということです。ロマノフ朝のロシアも皇帝の利益のためには手段を選ばないところがありましたが、ソ連と現在のロシアは、それが先鋭化しているように見えます。
ソ連時代から、空飛ぶ円盤や宇宙人超能力からユダヤ人、フリーメーソンの陰謀説まで、陰謀論の卸し元のようなところがありましたが、現在のロシアはより意識的で、インターネットとマス・メディアを活用しています。現在しきりに問題とされているポピュリズムやトランプ政権のような、先進国の民主主義の脆弱な部分に陰謀論と情報操作によってつけ入ることができるとプーチン政権は考えており、自信を深めています。
米国はもちろん、中国ですら、対外的にはソフトパワーを重視し、自国が主導する明るい未来を示すことで、諸国民の支持を得ようとしてきました。ロシアにはそれがなく、あくまで混乱を広げて、利益を確保しようとしているところがあります。情報の混乱に、暴力を注ぎ込むことで、人々を操れると考えるのは、事実に基づいてはいるのでしょう。しかし、ソ連が崩壊したことに見られるように、およそ人々の支持を得られるやり方ではありません。ロシアは既に18年、更に6年プーチンが独裁するマフィア国家。
中国も習近平が21世紀の皇帝化が既定路線。
米国トランプはあの通り。
対して日本のなんと呑気な事よ。海外から眺めていてあきれるばかりです。ようするにみんな自分事ではない批評家ばかり。戦国時代にリーダーに一分の隙も無い清廉潔白を求めるのか、それとも領土や自分の財産を守る才覚を求めるか。そして今のグローバル地政学は戦国時代ではないのか。“プーチンの辞書によれば、「恐れられる強国はひとつでいい。慕われるよりも恐れられるほうが得策だし、ずっと簡単なのだ」。”
かなり悪を働いているんでしょうけれど、言い訳しないし悪びれないし、それを緩和するイメージ管理がうまいと思っています。
ロシアの女性陣に聞くとプーチンといえば 6 pac(腹筋が割れている状態)と。putin 6 pac で検索してみてください。
犬を観ると視線が柔らかくなるプーチン閣下も有名。
https://www.buzzfeed.com/jp/eimiyamamitsu/putin-and-dogs?utm_term=.ibP871vmD5#.xsL4ZEjd5p
毎年発行されているプーチンカレンダーもあります。壁掛け版は、英露日など8カ国版あります。
重要なことを。プーチン閣下が就任されてから、経済は確実に安定しています。
http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=NGDP_RPCH&c1=RU
念のため。支持するわけではありません。リーダーとして興味深いのでウオッチしています。