価格競争が止まらない「ソーセージ」の経済学
東洋経済オンライン
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注目のコメント
プリマハムの事業戦略は教科書に載っても不思議のない内容で大変面白いですね。あとであらためて食べ比べてみようと思います。ちなみにプリマハムは伊藤忠商事が筆頭株主でトップマネジメントも伊藤忠出身者で固められています。なお伊藤ハム米久ホールディングス は三菱商事系です。
値上げが話題になる中で、ソーセージについてこれだけ値下げが起こっているとは知らなかった。
一方で、値下げが相対的に小さいシャウエッセンや香薫の売上が著しく下落基調にあるかというとそこまでない。ブランド力と価格感応度のバランスでは、ブランドが結構聞いている状況(習慣化している)に見える。そのなかで値下げしていると、再投資余力も減っていく。そして、香薫一点集中して効率をあげるというプリマハムの戦略は王道。
なお、ハム・ソーセージ大手の長期間にわたる分析は、神戸大学三品教授の「戦略不全の因果」がある。ハム・ソーセージ以外にも色々な事例が出ているのだが、名著。海外ではパリッとした食感のソーセージはほとんどなく、ふにゃっとした食感で日本のものが恋しくなります。
逆に、ベーコンはなんで日本のはこんなに魅力がないのだろうかと落胆してしまうほど。アメリカ人はベーコンが好きすぎてベーコン風味の歯磨き粉を発売してしまうほどです。日本でも購入可能なようなので、お好きなかたは是非。
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