資生堂が新中計 20年度に売上高1兆2000億円 高級価格帯を強化
SankeiBiz(サンケイビズ)
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アパレルや日用品が価格競争やECの隆盛によってレッドオーシャン化したのに対して、化粧品というのは百貨店や大型スーパーにとって今や数少ない収益源です。それはドラッグストアでも同じこと。
従って、この分野でメーカー直販型のECが増えていけば、伝統的な小売業はさらに苦しくなります。デパートでも異彩を放つのが高級路線「SHISEIDO」「SKⅡ」です。
デパートに並ぶのは欧米ブランドばかりで、店舗コミュニケーションもハリウッドスターの顔。たしかにひと昔前までは「欧米人的な美しさ」に憧れるアジア人は多かったでしょうね。
しかし、私たちミレニアム世代は「自分にフィットする」ものを好みます。
つまり、欧米人の美しさではなく、アジア人にもアジア人なりの美しさがあるのだと。SHISEIDOやSKⅡは、アジア人の美しさを良しとするブランドイメージがあります。
これからはグローカルのコミュニケーションがますます必要な時代になると思っています。資生堂といえばエリクシールとインバウンドの追い風が強いと思いますが、新中計ではその追い風をうまく生かしてトップラインをさらに引き上げる、ということでしょう。
昨日この計画を見ながら考え込んでしまったのは、同社の取締役と執行役員における社内の女性の比率の低さです(ちなみに、資生堂の場合、女性比率が高い方が会社のパフォーマンスがさらに高まるのか、あまり関係ないのか、様々に考え込んでしまいましたが、明確の答えはありません)。
なお、記事には20年に国内の女性管理職比率40%を目標に設定しているとのことです(現状の数値は記述がなくザクっと探しましたが不明でした)。