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以前コメントしたように(https://newspicks.com/news/2862554?ref=user_345620)、神戸製鋼所は、指名委員会等設置会社ではなく、経済界の強い要望で設けられた「抜け穴」制度である監査等委員会設置会社を選択している。その場合、社長の選解任は社内取締役が中心の取締役会で、いわば社内論理の延長線上で行われることになる。本来取締役会の最大の任務は株主利益の観点から社長の選解任を行なうことであり、独立社外取締役が過半数の指名委員会がきっちり機能するシステムであるべきだ。そういう環境にない限り、トップの緊張感は一向に高まらないし、今回のように解任ではなく辞任という形で、それも自分のタイミングで社長交代がなされることになる。そしてまた内部論理、つまり出世の延長線上で新しい社長が選ばれる。これで不祥事は防げるのか。

そろそろ、コーポレートガバナンスのあるべき姿という観点から物事が考えられるようになるといい。
今回、初動から神鋼の対応を見ていると、品質不正は長年の積み重ねでできた企業体質であるように感じる。経営陣だけでなく上層部を大胆に変え、外部から人を招聘して抜本的改革を行わないと、内部昇格では再発防止は難しいように感じる。
これは辞任やむなしですかね。
外部調査委員会の最終報告が気になります。↓と差があったのでしょうか…

当社の調査にて確認された主な事実
(2017年11月10日時点)
http://www.kobelco.co.jp/progress/main-facts.html