親にも彼氏にも言えない。新宿の深夜薬局、カウンター越しの小…:小さな声を届けるウェブマガジン「BAMP」
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◎書きました。新宿・歌舞伎町にある昼夜逆転の「深夜薬局」の話。すでにSNSを中心に数多くの読者を得ています。ありがとうございます。
この「深夜薬局」、名前はニュクス薬局と言います。夜20時に開店し、朝9時までの営業。中沢さんという薬剤師が一人で毎晩切り盛りしています。
歌舞伎町の深夜、薬局のカウンター越しに交わされるのは薬や栄養ドリンクだけではありません。この世の中には色々な仕事の人たちがいて、色々な悩みを抱えた人たちがいます。そんな人たちとニュクス薬局の中沢さんがどんな会話を交わし、どんな関係性を紡いでいるか。
私自身はその「関係性」のあり方に関心を持っていて、取材の中で色々なお話を聞かせていただきました。長時間の取材に応えてくださった中沢さんには感謝の思いしかありません。
ここは、「特殊な場所」かもしれません。でも、この場所から見える社会の風景というものがあり、その風景が照らす自分たちの姿というものがあるようにも思いました。
SNSでは「ドキュメンタリーのよう」という感想も多く頂きました。テキスト主体のウェブコンテンツは短い時間でかつ色々な場所で読めるという長所があります。その長所を活かしながら、人間が持つ映像的な想像力にまで触れられるような構成と文章を目指して試行錯誤しました。
構成や書き方など色々な工夫を試してみています。文章や言葉の面白さも感じていただけたら幸いです。
そして何よりも、覚悟を持って昼夜逆転生活を送り続ける中沢さんの気持ちに触れて何かを感じる人がいたらとても嬉しく思います。
では、どうぞ。こういう場所がいろんな場所に増えるといいですね。そうするとわざわざNPOとか「支援機関」がやれることはナシにはならなくても最小限になっていくことができると思います。
NPOや支援機関だからこそできることもありますが、支援機関などが実施すると「スティグマ(ネガティブなレッテル、逆差別感)」をどう感じさせないかの工夫がものすごく大変だし大事。
日常のあらゆる場所がユニバーサル・多様性を受け入れられる場所になっていくことが本当は何より大事で、それでは補えない部分や専門性が必要な部分をNPO、支援機関が担うのが理想的なあり方だと思っています。