【米良はるか】22歳だったら、創業期の楽天のような会社に入る
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注目のコメント
将来起業を考える人にとっての就職先としては、「創業期の楽天のような会社」はかなりベストアンサーだと思います。起業家のキャリア研究をずっとしてきたのでこれは自信もって推せます。
起業家は大企業出身が多いと誤解している学生も多いのですが、昔マイナーだった会社があっという間に大きくなるので誤認している事案が多いです。サイバーの藤田さんは当時50人規模のインテリジェンスに入り、DeNAの南場さんも当時東京で50人もいなかったと思われるマッキンゼーに入り、グリーの田中さんも当時200人ぐらいのソネットをすぐ辞め当時50人規模だった楽天に入りと、後に大きくなり偉大になる会社の最初の100人と一緒に働くのは、後の起業家人生において貴重な経験になるはずです。
じゃあ、今でいえばどこか?50人-100人以下のスタートアップが良いのか?と無理に正解探しはせずに、記事中にもあるように、やりたいことと方向性が一致して、いる人ともフィットすると重視して選べば良いと思います。
小規模な会社を選ぶのはご縁も必要ですし、無理に創業期の会社だけにこだわらずに、若い人材への期待が大きいミドル~メガベンチャー規模まで含めて検討していくのがおすすめです。間違っても三木谷さんが興銀だから銀行が良いとか言わないように(もう30年前ですからね)最初の楽天の話が霞むほど、多くのメッセージが詰め込まれている。ぜひ多くの学生に読んでほしい。
この連載は、「就職試験活動」には直接役に立たないものもあると思う。余りに凄すぎて、自分の現在の立ち位置と異なるからだ。しかし、これからの人生を考える上で「憧れの人」を見つける意味で、とても貴重な連載だと思う。
「尊敬する人は?」と聞かれて、両親や先生を思い浮かべる人も多いと思う。それは、それまでに尊敬の対象となる年齢差のある人との出会いが限られているからとも言える。
もし、この連載の中で憧れる人に出会えたら、ぜひその人やその人が関わっている組織の本を一冊読んでみることを薦める。それが米良さんであれば、Ready for で1000円寄付してみるのもいい。どのプロジェクトに寄付するかを選ぶ過程で、Ready forが目指す世界が垣間見えるはずだ。
働き始めると、つい目の前の仕事と職業観に縛られやすくなる。しかし憧れの人がいると、時に目の前から離れて人生の目線を上げてくれる。学生には、この連載を通して、そんな人に出会ってほしいと思う。