「この国での貧困は絶対に自分のせい」 落語家・桂春蝶が自己責任ツイートで炎上
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責任、あるいは自己責任、あるいは自由経済の帰結や経済政策の意味がわかってないからでしょうね。
責任とは、現在発生しているネガティブな事象について、過去の時点でその発生を予測し回避可能な選択を取り得た主体に対し、そのネガティブな事象を生み出した者として社会的に「落とし前」をつけてもらうことを正当化する社会概念で、そもそも虚構なので、前提として共感が必要になります。
また、経済的な取引きを完全に自由化してしまうと、理論上は所得(フロー)は高額所得者はべき分布(パレート分布)で、低額所得者は対数正規分布に、貯蓄(ストック)は指数分分布なるので、格差が自然に拡大します。
数え切れない戦争を経てたどり着いた「国民国家」という現代の主な枠組みは、そのグループに属するメンバーをうまく組織する事で集団としてのパフォーマンスを最大化し、他グループから侵略や搾取されないようにするためのものです。その際、国内の社会秩序が重要となるので、法律を整備して不公平を裁定し、経済に政治が介入することで過度な格差が生まれないように調整することになります。
その意味において、現在の経済的状況は、過去の経済政策の結果であり、必ずしもすべてが個々人の選択の結果というわけではないということができると思います。
なんでもかんでも自己責任と考えるのも辛いですし、なんでもかんでも国や「お上」のせいとグチるのもどうかと思いますが、それこそもう少し「共感」を呼ぶ話をして頂かないと、、、。① 貧困が自分のせいの人
② 貧困が自分のせいじゃない人
③ 貧困は自分のせいだけど、自分のせいじゃないと勘違いしてる人
それぞれいると思うな。
そして春蝶が批判したかったのは③だと思うな。
春蝶を批判する人は②に配慮しろ、ってことだろうけど、
春蝶も、春蝶を批判する人も、場合分けして考えろ、ってことだと思うな。
ちなみに人口比率的には③が圧倒的に多いような気がするな。風が吹けば桶屋が儲かる的な論法で、日本の貧困は落語家の噺から始まったとかいう創作落語かと思ったら、違った…。
まあ個人の思想はご自由にすればいいけど、人を笑わせる商売の人こそ貧困の人たちに笑いという恵みをたくさん振りまいてほしいものです。