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基本的には、発行体が主幹事証券を決定する場合には、ビューティコンテスト(ビューコン)という、
主幹事を決めるための数社の証券会社による会社宛のIPOのプレゼンを行ってもらうことが多いです。

私の投資銀行時代の仕事の半分はこのビューコン勝ち抜いてマンデートを獲得することでした。
ある意味、経営戦略、ファイナンスの総合格闘技でした。


これは会社から一定の資料を主幹事候補先の証券会社に渡し、
以下の内容をプレゼンしてもらいます。

・現状の課題
・上場時の企業価値評価(バリュエーション)
・エクイティストーリー(投資家への成長戦略の説明)
そして、会社が一番評価した証券会社に主幹事証券になってもらう仕組みです。

選定のポイントはエクイティストーリーの構築力と担当者との信頼関係です。

IPOの作業は上場の形式基準、実質基準含めある意味、「型にはめる作業」であるため、
どこの証券会社が主幹事になっても概ね作業そのものは大差ありません。

むしろ差がつくのは、上場承認後の機関投資家などにロードショー
(上場前に自社の成長力等をプレゼンすること)を行うときの株価(想定発行価格)の
納得感を醸成するためのエクイティストーリーの構築力の差であり、
そういった意味ではやはりアナリストや、より多くの機関投資家にアプローチ出来る
野村、大和、メガバンク系証券ということになります。

2兆円ですから、基本的には2社程度の共同主幹事となるでしょうが、
普通は国内が日系、グローバルオファリングが外資ということになりますが、
従来からM&Aはみずほだったのですが、今回は是が非でも野村がマンデートを欲しいということなんでしょうね。
"引き受け手数料やリテール(個人)顧客の新規口座の獲得、上場後(セカンダリー)の関連業務で収益機会を得ることができる主幹事を巡って、米ゴールドマン・サックスなど国内外の金融機関と競合することになる。"
リテール証券マンにとってIPOほど無敵の営業ツールはありません。どんな(街の)富裕層の牙城もIPO一発で落ちることもありますから。頑張って通ってくる新規の証券マンを可愛がってくれる富裕層はかなりいるので、キッカケになりやすいです。私も新卒一年目の最初の顧客は日本マクドナルドのIPOでした。
とはいえ野村の引き受け数は凄まじく多いでしょうからさばくのも大変でしょうね。価格の維持もあるでしょうし、次元の違う悩みもまたありますね。
以下ご参照。
NPでは取り上げてくれないが、多分こちらの方が圧倒的に論点が明確だ。→ https://newspicks.com/news/2832458/
国内通信事業の調整EBITDAは大体1.2兆円くらいでしょうか。負債をどこまで抱えるのか知りませんが、2兆円のIPOというのはやはり結構大きいなあ(素敵なエクイティストーリーand/or思い切った持分低下)という印象です。
国内はリテール、海外はヘッジファンドがアービトラージに使いそうに思います。
日本郵政のPOをどうさばくのか、そちらが気になってきました。
主幹事獲得競争は野村が一歩リードということでしょうか。ソフトバンクグループは携帯子会社の1年以内の上場を目指しています。
国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
時価総額
13.3 兆円

業績

証券業を中核に投資・金融サービスを展開。国内トップクラスの顧客基盤を有する。「調査・分析」を重視し、グローバルリサーチ機能を一つの組織に集約。投資情報アプリも展開する。
時価総額
3.05 兆円

業績