ソフトバンクビジョンファンドの仕組み解説が超絶勉強になったので詳説
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注目のコメント
本日公開されたソフトバンクビジョンファンドの仕組みに関する、柴田さんによる解説。
ベンチャー投資はリスクが高いこともあり、レバレッジをかけるという話はあまり耳にしませんが、レバレッジを効かせるだけに飽き足らず、LP投資には一般的な成果分配型のクラスに加えてメザニン的な固定分配型のクラスも用意しているとのこと。
さすがは自称「借金王」の面目躍如たるスキームですね。規模が規模だけに逆回転すると恐ろしいですが、それは回収する自信があるうえでのことなのでしょう。VC投資というよりは、バイアウトファンドに近いものを感じますが、ビジネスが仕上がっていて役員も派遣し、市場開拓もできるという点では、今までのVCとは全くの別種と捉えるほうが良さそうですね。
USではユニコーンが続出しており非上場でも資金が集めやすくなったことで、近頃のスタートアップは上場を忌避しているなんて声も挙がっていますし、日本のスタートアップもそれに倣うべしといった言説も耳にします。ですが、孫さんが投資する以上、イグジットがないなんてことはあり得ないでしょう。
Union Square VenturesのFred Wilsonも「巨大メガファンド(Vision Fundがその筆頭でしょう)がIPOを失速させている」というロイターの記事を引き合いにしつつ、実際には真逆で、2018年、2019年はUSのIPOが増えるぞと述べていますが、ビジョンファンドの投資先からも大規模IPOが連続するのでしょうね。
http://avc.com/2017/10/ipos-are-back-in-favor/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+AVc+%28A+VC%29