会議で役員から突然「数字」を聞かれたら、どう答えるのが正解か - 自分だけは損したくない人のための投資心理学
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ゴーンさんの参謀だったアメリカ人役員さんの話
数字に対する感度と厳しさは、職位よりも人で決まっていると思います。
人事部時代の私の上司は、ゴーンさんの参謀役でした。
この方、ニュース等の表舞台にはほとんど出てきませんでしたが、数字に対してとても厳しかったです。
世界中の人事KPIの値と変動理由を、毎月サマリーして報告するように求められました。
私のレポートの結果が、そのままゴーンさんの耳に入る訳ですから、こちらも必死です。
で、私も時々間違いに気づかずに報告したしまったことがありますが、後で訂正しても特に問題はありませんでした。
その上司は、100%の正しい数値よりも、業務を幅広く掌握しているかを見ていたのです。
そんな中で印象に残る話がこれです。
『山極さんが1年前にまとめてくれたこの数値と、今教えてくれた今年の数値、比率から計算するとおかしくないか?』
その役員さんは、私がレポートに行く前に、昨年の数値を事前に自分でレビューしていたのです。
この方には、随分鍛えて頂きました。感謝しております。滅多に聞かれない数字質問の場合、正確な数字は分からないと遮断されるよりおおよそでも素早く回答してくれる方が信頼できる、という意味なら納得。新任役員で大局的に大づかみしたいこともあるのでは。
「その数字は知りませんが、今日(20180221)が素数であることは知っています」
"役員の意図は、「個人的な興味」か「部下への威圧」、さもなければ「適当」"
と認識した上でまともに対応しろと言う方がどうかしている