厚労省:裁量労働 異なる前提で残業比較 首相答弁撤回
コメント
注目のコメント
今回のデータの件は残念な感じですね。データでつまづくと議論は崩壊あるある状態。
個人的には裁量労働が抜け道扱いでないならひとつの脱時間給の策だと思うので、反対一辺倒にせず未来の働き方も踏まえ冷静に議論してほしいところ。「意図的ではない」という回答があるようですが、だとすると単に分かっていなかったということですから、それはそれで心配です。
フェイクニュースの時代、頼りになるのは証拠に基づいた政策設計なわけですから、ことは深刻ではないでしょうか。「また、元の調査によると、9事業場に1日の労働時間が23時間を超えるという、信ぴょう性が疑われるケースがあった。個別にデータを確認したところ、残業時間が「1日45時間」など誤記と考えられるケースが少なくとも3件確認された。さらに、何らかの原因で突発的に残業時間が長くなっていたとみられる事例もあった」。
これに限らず統計には間違い、あるいは間違いと思われる変な数字が散見される。私がよく使う自治体財政の統計でたまに発見する。県民経済計算は都道府県の統計課で作られているマニュアルが公開されておらず、外から検証できない。遡って点検のうえリバイスしてほしいし、外から検証できるようマニュアルと個票は公開してほしい。隠蔽の意図はなく疲労に伴う単なるミスだと思うが、善処しなければ同じようなことは何回も繰り返す。