大室正志医師「予防医学の進化がもたらす『感謝されない医師』の強み」 〈dot.〉
コメント
注目のコメント
さすが大室先生!という洞察力と表現力に溢れた記事だと思います。
>そもそも医師は感謝されることが好きな人が頑張れる分野です。
少し前の話ですが、比較的若い方の急性大動脈解離の手術を夜通し行い、性も根も尽き果てましたが、麻酔から覚めた患者さんから、
(患者さん)「別に助けてくれなくても良かったんだよ。」
(私)・・・。
たしかに手術直前は意識が朦朧とされてはいましたが…。
ご家族からは、助けてくださいって言われたのですが…。
そもそも、救急車呼んだのご本人ですし…。
このとき抱いた感情は感謝されることが好きの裏返しなのだと思い返されます。。。
ちなみに、この患者さん、術後経過も良好でなんの後遺症もなく退院され一人暮らしに戻って行かれました。退院前は元気で、病棟の看護師さんと楽しそうに話したりもしていたので、人生が再び始まって良かったって思ってくれたら良いなと。感謝こそされずとも。ピックありがとうございました。21世紀は予防医学の世紀と言われますgが、予防医学は「手術をした患者さんからの感謝」というような分かりやすい承認は得られにくい分野です。
時には症状が出ていない方に、耳の痛いことを言うこともあり、感謝どころか疎まれることもしばしば。そんな側面もありつつも、それでもやはり「大儀」のある仕事には魅力があると思います。
また予防医学も、成果が可視化される工夫をしていければ、今後この分野が提供者も受給者にもモチベーションアップにつながるのではないかなぁと考えています。昔から医者は予防医学に力を入れていますが、公衆衛生的視点に立ってハイリスクな方に対して予防を行うのに対して、ローリスクな方には行わない現状はあると思います。ここは国の医療費で行っているので費用対効果で決められてる為、仕方がないところ。
予防医学は不十分と陰謀説のように唱えられるのを冷めた目線で眺める医者は多いのかと思います。現段階でのローンチされている予防医学サービスの殆どは検診でカバーされていたり、ハイリスクの方には既に行われているものばかりではと思います。その為、自己負担でする意味がないのも多いのかと思います。啓蒙という点では評価できると思います。
医療って思っているよりきっちりと、しっかりとしていて、献身的な気持ちで皆さん頑張っています。特に海外と比較してレベルも高く自己負担が少ない日本の医療は最高だと思います。