「カッコいい医師」は減るほうがいい!? 産業医・大室正志氏「目指すべき医師像」 〈dot.〉
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注目のコメント
きゃりーぱみゅぱみゅの名言に、「紙は燃えない(紙メディアは炎上しない)」があります。
ですので、AERAから医学生ムックの記事を頼まれた時は、あまり気を使わずにサラサラっと書きました。そうしたら後に、編集者の方から「これ、面白かったんで、ネット転載しますね」と(笑)。
ドラマに出てくる天才外科医のような、属人的な技術を尊ぶ風潮は、「患者ファースト」で考えた場合。実は医学の目指す方向ではないのではないか?、そんなことを書いています。
<追記>
この記事は医学部志望者向けの雑誌のネット転載であり、「20年~30年後の未来」を想定して書いております。AIやロボットが医療ツールとして台頭してもそれは段階的であり、急に現在の医師の仕事の価値がなくなる訳ではないですし、ましてや現時点では「熟練の技術」の価値が高いことは言うまでもありません。
多少扇動的な書き方になっていますが、テレビドラマでイメージする「かっこいい医師像」は、現在の高校生が1人前の医師になるころには変化しているのではないか。そんな内容と理解していただけると幸いです。8割同意です。2割はカッコいい医師は残るという点です。
私も救急の講習で重症の外傷の方のレントゲンと腹部エコーを飛ばして血圧があるうちにCT撮影したら、指導医の先生に「バカヤロー!エコーしなかったら俺ら(救急医)はいらねーだろ!」と言われ「時間がかかるだけならいらないでしょ!」と反発したことがあります笑(エコー自体は状況によっては大切な技術です)
AIに限らず技術が進歩したなら、それに合わせてより良い治療法を提案して実行するのが大事です。技術の進展により誰でも同じ医療が提供できるのは理想ですし、時間ができたら患者さんにちゃんと向き合うことがより重要になってくるのも同意です。
ただ、これからAIが検査、診断、治療を提案してくれるとはいえ実際に決断して患者さんに説明するのは医師です。どのAIがまともなのかを自分で判断できるだけの(古い知識も含めた)知識や技量がないと「AIが言ったから」ではカッコ悪すぎで信頼されません。AIなどの新規技術をちゃんと評価出来て使いこなせる医師が新たなカッコイイ医師としてドラマ化されるんじゃないでしょうか笑