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子どもたちの研究をしながら感じたのは、本当に彼らは「成熟社会の申し子」だということ。
ハングリーさを色々な面で持ちにくく、そのことが”基本は無料なもので十分”、という「タダ・ネイティブ」の性質に反映されています。
言い方を変えると、彼らは尾原和啓さんが『モチベーション革命』の中で言及された「乾けない世代」の更に度合いが高まった世代ということもできるでしょう。
もっとも、彼らにはそんな世代だからこその新しいお金を使う文化も生まれています。それは次回の第3回で詳しく掘り下げます。
調査データはこちらで公開中です。コロコロコミック和田編集長など、有識者がこの変化をどう捉えるかなど様々なコラムも掲載しています。
http://seikatsusoken.jp/kodomo20/
取材を通して感じたもう一つのこと。学校の先生方は本当に頑張っていらっしゃいます。授業数が増加しているだけでなく、外国籍のお子さんへのフォローや、いじめ、アレルギー対策などもせねばならず、世の中からは「プログラミングぐらい教えろ!」とプレッシャーを掛けられるというなかなかハードな状況の中で。
ちょうど団塊世代の先生方の引退に伴って若い先生方もかなり増えているようです。親が小学校の教師だったもので多少贔屓目に見てしまっているかもしれませんが、先生方の労働環境の不条理が整理されて、安心して教育に取り組めるようになって欲しいと願います。
なぜこの子はこんなに幼いのだろうか,自分が同じ歳の頃はもっと独立してたぞ,と思っていました.社会が変わった,時代が変わったということでしょう.この子たちが成人した10年,20年後は,このサイトでもよく話題になるシェアリング・エコノミー前提,評価経済前提の社会になっているのではないか.我々が頭で理解しているより,彼らはそれらを実感し実践している.まさに「新人類」(古い)誕生かもしれません.
https://newspicks.com/news/2727700/
スマホさえ持っていれば、お金を掛けてアクセスしたいものってそんなに無いということだと理解しています。
また、今回の記事にあるスマホが不良を減らした仮説もすごくおもしろい。証明は難しいですが、あってもおかしくないと思います。
親と仲良くする子どもが増えたことについては、アクセスできる情報やコミュニティが増えたことで、家族関係だけでないところで学べるものが増えたというのが一つの仮説かなと思います。大人になって家族のコミュニティから距離を置くと家族に対して優しくなれる、みたいな。。
一方で私が大人になる前も「友達親子」を危惧する人もいて、親の威厳・反骨精神のようなものが減ることの弊害があり得るのかについても個人的には気になります。
【以下、過去コメントの転載】
スマホさえ持ってれば、他にお金を掛けて買いたいものはそんなに無い、ということだと思います。
簡単に言ってしまえば物欲が無いということになってしまうけれど、記事の最後に書いてあるように、スマホさえあればタダで手に入るものが多くなっただけで、何かしら手に入れたい欲求(その対象はモノではないかもしれませんが)はあると思います。
スマホ代で月数千円、下手すると月一万円弱払っていることを考えると、お小遣いという形ではないけれど、掛かっているお金はそんなに変わらないように思います。
・小遣いを定期的にもらうのは半分
・その半分は貯金に回している
・不良が減った。暇潰しができたから?
・親にぶたれた経験が半分を割った
・親と仲が良い子供が増えた
・母親の尊敬度が父親を上回った
・母親みたいな人と結婚したい男子が増えた
・総じて幸福度は上がっている
ただ、その分、コンテンツの価値をきちんと理解することも難しくなってきているのかもしれない。
次の一文読んで、もう消費行動とかお小遣いとかどうでもいいから、ここを死ぬほど深掘りしてくれ!と思ってしまった。
死活問題なのに、考察が浅いよ!定量データと定性データ使い分けて、行動を分析している割に、いきなり、考察の段階になったら、感覚的なこと言ってるよ!相関関係と因果関係という言葉もあるよ!お願いですから、ここの原因は突き止めといてほしい。
全然寝てるだけじゃないお父さん!たくさんいると思うんですけど!
「お父さんのような男性と結婚したいと答えた女の子は減ったのに対し、お母さんのような女性と結婚したいと答えた男の子が激増しました。」
「お母さんがスーパーウーマンであればあるほど、お父さんは家でただ寝ているだけに見えてしまうのかもしれません」
団塊ジュニア世代も親子消費とよく言われましたが、その当時は母親と娘のパターンでしたが、今は父親と息子も友達みたいになりました。
私などは25歳の息子から「パピーちゃん(パパの変形)」と呼ばれております。
そんな息子ですが今は立派な社会人として私の若い頃の数倍働いていますので、大丈夫じゃないでしょうか。
そもそもお金を払うものでない動画や漫画は有料で買うハードルが高く、そもそもお金を払うものであるソシャゲのガチャなどはハードルが低いみたいな話もあるんじゃないかなぁとか。そもそもの払う払わないのハードルは今後の価値観を形成して行くでしょうね。服がもともとタダで提供されるもよでなくてよかった…とかつくづく。
面白くて2回読んでしまいました。
子供の頃の消費パターンは今後に影響していきそうですし、マクロで見ればその世代の消費トレンドになる。タダで楽しい生活が成り立っている彼らの行き先を考えると、ガツガツ出世や年収に固執するような人は生まれるイメージが持てない。
どんな価値観が生まれ育つか、たいへん楽しみです。
そして・・・かなしい・・・!!
→「お父さんのような男性と結婚したいと答えた女の子は減った」