「ナイキ」ランニングシューズをめぐるレースが決着 ファッション業界関係者も購入権を獲得
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注目のコメント
とても面白い販売方法ですね!!ユーザーとの繋がりがとても強くなりそう。
今年の駅伝での東洋大躍進を支えたという革命的ランニングシューズ。こちらの記事も面白いです↓
http://toyokeizai.net/articles/amp/202761?display=b&_event=read-bodyナイキの「ヴェイパーフライ4%」は、ソール内にスプーン状のカーボンブレードが入っていて、「普通に走るよりも4%推進力を高めてくれる」とのこと。
戦略的に普及させて既成事実化し、公式の陸上競技においてルール違反として認定されないように先手を打っているのでしょう。
90年代のスピードスケート界における「フラップスケート」や、スキージャンプにおける「V字ジャンプ」の登場のようなイノベーションもありますが、2008年に登場し世界記録を連発するものの2010年に規制された水着「レーザー・レーサー(LZR Racer)」のように規制される可能性もあると思います。むしろ、それを恐れてのマーケティングではないでしょうか。
現在の陸上競技のルール(日本陸上競技連盟の競技会一般規則)によると、
「競技の時靴を履く目的は、足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるためである。しかしながら、そのような靴は、使用者に不正な利益を与えるようないかなる技術的結合も含めて、競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない。」
「走高跳と走幅跳における靴底の厚さは13 mm以内、走高跳の踵は 19 mm以内でなければならない。その他の種目における靴底と踵はどのような厚さでもさしつかえない。」
http://www.jaaf.or.jp/athlete/rule/pdf/14.pdf
とあります。このブレードがバネとみなされるとアウトになるかも。現在国際陸連の判断はグレー。
参考
NIKEの“ヴェイパーフライ”を履いて「1km:2分51秒ペース」で走ってみたら - http://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2017083026171.html