有効求人倍率、12月は44年ぶり高水準 失業率2.8%に小幅上昇
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ただ、労働力調査については中身をみるとそんな悪くありません。何よりも非自発的な離職者が久方ぶりに減りました。また、雇用形態別の雇用者数を見ても、正社員が前年比で+50万人増える一方で、パートが同▲5万人、アルバイトが同▲20万人減ってますので、雇用の質は改善といえるでしょう。
12月の雇用統計。失業率が悪化となってはいるものの、誤差の範囲なのでそこはあまり心配しなくても良いだろう。
ただし、季節調整済み前月比における雇用者の伸びや失業者の減少が止まってきていること、非自発的な離職が12月こそ減少したもののこのところじりじりと増える傾向が見られることから、雇用情勢はピークの前後にあると見られる。これ以上の数字の改善は厳しく、今後は質の改善(非正規→正規への転換や雇用のミスマッチの解消などミクロ的な要素を含む)に焦点が移っていくのではないか。正社員有効求人倍率が1、07倍と四ヶ月連続改善。ただし業種の偏りは大きく金融保険業は新規求人は前年比-3%で目立つ。単に人手不足云々以上ぬ情報通信業の発展の影響が出ているとする実証研究も存在しますが、そういった変化がわかりやすく現れ始めていますね