フェイスブック、「信頼」メディアに料金支払いを=マードック氏
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注目のコメント
既存メディアは信頼できるから金払え、と言っているようにも聞こえますが、インターネットで情報を取る時代に「信頼」できるメディアをどのように育成・維持していくかは、社会的な課題だと思います。「信頼」できるメディアだって、誤報はゼロではないし、バイアスもあります。一方で、読者が潜在的には知りたかったこと、権力を監視することなどは、キュレーションメディアには難しいです。調査報道は、金がかかるし儲からないしで、米国でも日本でも縮小していますが、民主的な社会を維持するうえでは重要な役割を持っています。こうした観点からみると、マードック氏の意見も腑に落ちます。日本でもワセダクロニクルなどの新メディアが立ち上がっていますが(①)、インターネットの時代だからこそできる新たな調査報道、資金調達の方法の発展を期待します。
>>>引用
マードック氏は「購読モデルを巡り相当議論が行われたが、プロのジャーナリズムへの投資や社会的価値を真に認識した提案は、まだみられない」と語った。
①激震!「ワセダクロニクル」スクープの舞台裏
https://newspicks.com/news/2051896"マードック氏は「購読モデルを巡り相当議論が行われたが、プロのジャーナリズムへの投資や社会的価値を真に認識した提案は、まだみられない」"
facebookとパブリッシャーの対立は頂点に来ていますね。
20近く前にさかのぼりますけど、ヤフーニュースを始祖とするコンテンツを作れないトラフィックマシーンであるプラットホームと大量の記者や編集者を抱えて紙の販売が激減する伝統的メディアの折り合う接点はあるのでしょうか。メディアのビジネスモデルをどう成立させるかが模索されている時代。
原価をかけず大衆の興味をひきそうな記事をバンバンだすところもあれば、原価をかけじっくり内容の濃い記事をだすところもあり、信頼性はばらばらだが、同じ競争環境にいる。読者ニーズでその価値は変わるが、信頼性とニーズが比例していないのかもしれない。
メディアとしての意思(信頼性)と、それを持続させるための戦略や工夫が大事かと思う