「いい学生が採れない」と嘆く前に経営者がすべきこと - 小宮一慶の週末経営塾
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注目のコメント
いや違うと思います。この記事で書かれていることは「そりゃそうだ」ですが、何の解決策にもなってません。
ここからは、採用の現場よりお伝えします。
この記事で書かれているのは、
・良い人は採れない
・だからソコソコの人を採って育てるベシ
・育てるに必要な素質は素直さ
・素直な人の見極め方を記載
です。
ほとんどの企業が素直さを評価項目に入れていますし、素直な頭の良い学生の取り合いってのは既にレッドオーシャンです。その中で見極め精度をあげる努力をしても、いい学生の採用数は増えません。網の目を細かくするということは、母数が同じなら合格者は減ります。その合格者は売り手市場の中で引っ張りだこです。
だから大事なのは、「いかに魅力付けをするか」です。ここがスタート。
たとえば中小企業の会社紹介での定番枕言葉「うちは中小企業なんで知らないと思いますが」を恥ずかしがりながら言うとか。そんな自己紹介から始める会社に入りたいと思いますか?
広告費を積み上げなくても、自社の魅力の棚卸しをして、それがどうやったら学生に伝わるのかを徹底的に考えることで随分変わります。嘘をつくんじゃないです。
ワーディングなどに伝え方にこだわるだけで、響き方が違います。
採用は営業と同じです。魅力的に思ってもらって、買って(=入社して)貰う。だからマーケティングの勉強をするのが一番。採用が営業と違うのは、その間に選考があるだけです。クレジットカード会社が顧客を増やしたいのに、査定を厳しくするだけだったら、会員獲得数が伸びるわけがありません。
現場からは以上です。