長期ストレスでがん危険増 男性のみ、女性は関連なく
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元文献がよめます。
https://www.nature.com/articles/s41598-017-13362-8.pdf
Figure2. 多かった癌は肝臓癌と前立腺癌。
(肝炎の方は最初に除外されています)
Table1. は自覚的ストレスが、低い・普通・高いの3群がそれぞれどんな人達だったかという背景です。
ストレスの関連因子でもっとも高く見えるのは、「職業」ですね。
専門家・ホワイトカラー(office worker)でストレスが高く、農家・自営業ではストレスが低いようです。医者の寿命も平均より短いといいますからね。喫煙者もストレスが高い。
ここでも述べられていますが、ストレスが高ければ喫煙も増えますし、食生活が不規則になったりします。喫煙、飲酒以外に、調整されていない交絡因子により癌の発症が高いことが予想されます。ストレスとがんの発症が、因果関係ではなく、関連があった、という報告です。「ストレスが多いと感じている中年男性」
ストレスは、実は主観量なので客観的な定量化や見える化が困難です。同じ負荷を受けたとしてもそれをストレスと感じる人もいれば感じない人もいます。
それを認知心理学、計測工学の方々と一緒に客観的に数値化できないか?という取り組みをしています。