米金融ゴールドマン、10-12月期は6年ぶり赤字 トレーディング収入急減
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これだけ株価が暴騰している中で金機関収益があまり冴えないというニュースは嬉しいものではありません。今後続く事業法人決算が期待に応えられるかどうかは結構、今年最初の山かもしれません。
米国の税制改正(税率2割にすること)にて税率が下がると、「一時差異 x 税率」の式で計算されるBS繰延税金資産が減額します。資産が減額されると、反対科目にPL費用の税金(法人税等調整額)が認識されるため、利益が減ります。
これは会計上のテクニカルなワンタイムの減益要因です。
税率の低下は当期純利益や営業CFなど、株主に帰属する価値の増大をもたらしますので、通常株価にはプラスです。
それでも株価にマイナスの影響なのは、記事の通り、本業がふるわず業績がマーケットの期待値を下回るからですトレーディング収入の減少は、株はインデックスが強い、債券市場もレンジ相場という中では、致し方ない面もありますね。債券市場は構造問題にもなりつつあるので、難しいところですね。リサーチアンバンドリングもあり、今後、トレーディング部門やリサーチ部門の位置づけをどのようにしていくのは注目です。一方で、投資銀行部門の収益に驚きました。株価が表しているとおり、米国経済の強さの一部があらわれているのではないでしょうか。
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引き受けやM&A(合併・買収)アドバイザリーなど投資銀行部門の収入は44.1%増の21億4000万ドル。