中東和平:PLOが米仲介拒否 エルサレム首都撤回求める
コメント
選択しているユーザー
昨月ラーマッラーでPLO要人と会談した際には、米国は中東和平の仲介者としての資格を失ったと述べていたが、仲介拒否までには至っていなかった。
今次PLOの立場は、①パレスチナ人の間に、米国の威を借りたイスラエルの強硬な姿勢の前に無力感と共に憤怒がたまっており、パレスチナ自治政府としても感ができなくなった、②フランスによる仲介が動き始めるとの感触をパレスチナ自治政府が抱き始めた、③米国とイスラエルの動きに対し、一定のアラブ諸国内の後押しを得られる可能性が高くなった、という見通しに立ったものと考えられる。
いずれにせよ、オスロ―合意以降の遅々とした動きではあるものの、対立するコミットメントの重要性を認識すべきである。