中国ウィーチャット、「チップ」機能復活へ 米アップルと合意
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これは「打賞(投げ銭)」と呼ばれる機能で、「直播(ライブ動画配信)」などで動画を配信している人などに対し、「いいね!」の気持ちを込めてお金を支払う時に使います。
去年、「打賞」によるウィーチャットでの支払いはアップルストア内での消費に当たるとして、30%徴収する権利があるとアップルが主張。iOSでこの機能が急に使えなくなり、話題となりました。
最近、中国ではライブ中継を使ったビジネスが爆発的に伸びています。
例えば、「遊戯主播(ゲームキャスター)」。いい解説をするとその場で「打賞」がもらえるシステムとなっています。
人気キャスターはなんと年間4000万元(約7億円!)稼ぐ人もいるそうです。別の中継アプリで、ある美女が歌を歌って3時間で158万元(約2700万円)を「打賞」で稼いだのも昨年話題になりました。
このように、かなりはまっている若者も多く、マーケットは急速に拡大しています。未確認なのですが、この機能がないという理由でアップル離れが出ていたのかもしれません。wechat の戦略がすごく上手、ゲーム感覚でお金を使わせて、お金を使うことへの抵抗感を無くして、お金はただの数字の移動だという文化を広めた←現金離れができない日本に一番必要なこと。
あとは、alipayの芝麻信用が出て来てから、個人の信用度を上げようと支払う手段をwechat pay→alipayに乗り換えた人が多いから奪われた顧客を取り戻すためなんじゃないかな、実際に僕も芝麻信用度を上げたいから大金を払うときはなるべくalipayを使うようにしてる。少額はwechatpay。この機能、wechat内の各webメディアやインフルエンサーの発信する文章の最後に掲載され、文章が役に立った、応援したい、などと思えば自身で金額を選んでチップを支払うというもので、メディアやインフルエンサーによっては広告クライアントからの広告収入以上に収益をあげていました。
この機能がアップルが徴収できる範囲外だったので揉めて取り消しになったと記憶しています。
この機能を悪用して、所謂募金詐欺みたいなもののweb版も横行しましたが、ライターが収益をあげられる活路が増えたことは良いことだと思います。
補足
花椒などの直播(ライブ配信)は微信アプリ上ではなく独立のアプリです。その為、ライブ配信アプリで使われる打賞(投げ銭)はAppstoreを通じたアプリ上の課金の為、Appleは禁止していません。アプリによってはアリペイ、Wechatペイから直接課金が出来たのでこの辺は制限がかかっているかもしれませんが。
あくまで中継アプリでの投げ銭と今回のニュースは別物だと思います。