【異端企業】誰も倉庫の「空きスペース」を知らない。それが大チャンスだ
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注目のコメント
投資先のsoucoについてすごく詳細に記事にしていただきました!しかし、寺田倉庫特集で取り上げられるとは想像してなかったな😎
soucoは「倉庫のAirbnb」という説明もアリですが、最近は「倉庫のWeWork」と言った方が近い気もしてます。プロロジスなどとの提携により広大なスペースを確保し、それを短期・小口で貸し出す。2000年代、国内では、大規模な物流施設の建設が相次ぎました。世界的な物流不動産のプロロジスや、GLPや、国内ではダイワハウス工業などです。それまで旧態依然としていた倉庫業界が大きく動き、以来その流れが続いています。
「旧来通りの倉庫なんてやっていたら、もう終わりだ。」と寺田倉庫の中野善壽社長は、2010年からの事業改革で、旧来の法人向けから個人向けに梶を切りました。そんな寺田倉庫が捨てた法人向けビジネスの世界の弱点を、逆手にとって新しいサービスを始めた、「souco」中原久根人社長に話を聞きました。
あまり知られていなかった、倉庫業界の内幕が語られています。
寺田倉庫の支援によって、エアクロが成長したように、倉庫が確保できなくて、目が出ていない事業がたくさんありそうです。
soucoが間に入ることで、ビジネスのハードルが下がり、生まれてくる事業もでてきそうです。
あら、寺田倉庫特集の最終回は倉庫マッチングビジネスの紹介で少し脇道に逸れましたね。これはこれで面白いですが。
非効率を効率化させる情報・システムのハブ事業で面白い着眼と思いますが、読んでいる側が意識すべきなのは、ゼロサムの中でのパイの奪い合いの話である点。倉庫ニーズは当たり前ですが、「モノ」があることが前提であり、非効率かもですが今もどこかで需要は満たされているもの。マッチングサービスができたところで新たな需要は生まないので、マクロに見れば全体的な賃量水準が下がる、という結果をもたらします。利用者に嬉しく、倉庫業者には全体で見ればマイナス。ただ、努力をしている業者が勝ち、そうでない業者が負けていくという意味でもあるので、そこに社会的な意義があると思いますが。