買い物履歴をスマホ管理 電子レシートで標準規格
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店舗では普段買い物をしないEC派の私ですが、週1回だけ野菜を買いにMEGAドン・キホーテ渋谷本店へ行きます。
ドン・キホーテは、majicaなるアプリをいれておくと店舗のレジを通過して数秒〜数十秒でレシート情報がアプリへ同期。
レシートの情報がデータ化されるととても便利です。
1.冷蔵庫にキャベツがあったかどうか思い出せない
2.アプリにある過去のレシートを確認
3.「先週もキャベツを購入してない」と確認
4.キャベツを買おうと判断
という使い方。冷蔵庫の中身&特定の食料品を買った日を完全把握できる方は不要でしょう。
でも、記憶力が弱いわたしにとっては今や必需品。
今回の規格統一で様々な店舗の買物履歴がスマホに入るならば、ドン・キホーテ以外にも私が行くきっかけとなりそうです。【小口分散消費とレシート】
コンビニのレジの横には大概レシートを捨てる箱が置かれている。また、レシート必要ですか?と聞かれることが多い。
これは、小売店の紙のレシートが、不要というか、邪魔なものになりつつある証左であると考えている。
日常の数十円から数百円の買い物のたびにレシートをもらって、ポケットに入れたら、ポケットはぱんぱんになる、やがてそれらは紙くずになる、つまり管理不能になる。
コンビニの24時間営業と多店舗化によって可能になった小口分散消費の進行は、管理不能なレシートの大量発行という現象を招いているということだ。
しかし、物品の購入記録には、納税時の経費申告や、家計簿作成、食生活の改善を通じた健康管理など、多様なニーズがある。
また、記事にもあるように、サプライサイドの立場に立てば、そのデータが分析可能な形で提供されれば、サービス向上に活用される余地は無限にある。
レシートの電子化と企業の縦割りを配した標準化は、社会のイノベーションに役立つということだ。
その視点に立ち、消費者の利便性と、統計化を前提にした規格化が望まれる。統計化されたデータは政府のEBPMや新しい企業の経営戦略の基礎になる。
ひょっとすると、この音頭取りは、いわゆる「業界」から遠い消費者庁に任せたら良いかもしれない、などとも思う。
いずれにせよ、個別の小売企業や業界団体などの手前勝手な事情に引きずられて、本来期待された役割を果たせない電子レシートを生み出すことにならないよう、経産省の見識と腕力が試されている、と釘を刺しておきたい。