「『地方創生』は東京目線の言葉」菱川勢一インタビュー
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注目のコメント
地方を語る記事の中で、一番本質を突いている記事だと思う。
以下、気になった個所を抜粋。
>徳島の農村の各神社には舞台があって、そこで農家の方が先祖代々継承されている文楽をやるんですよ。奥さんが三味線を弾いて。
その文楽を聞いて、銀座で上演したらチケットを1万円で売れるぐらいのクオリティじゃないかと驚きました。僕のような外部の人間はWebで発信すれば多くの人が見ると考えますが、彼らは観光のためにやっているわけではないので、発信する必要性も感じていない。その感覚の違いを知ったときに「地方創生」という言葉の意味を考えさせられたんです。
>地元の名士・大南信也さん(NPOグリーンバレー理事長)は「東京から癒しを求めて移住されても困る。なぜなら(そういう人には)生産性がないからだ」と言っていました。
>綺麗ごとのように「田舎暮らしをしませんか?」というPR をすると、のんびり暮らしたい人たちが集まってきてしまうので、僕らコミュニケーションを担う人間が正しく伝えることはとても大切です。
>農業などの一次産業をないがしろにすれば僕たちの未来が大変なことになることは誰もがわかっていると思いますが、地方にはまだそれが豊かに残っています。だから、いち早く危機感を覚えた人が地方に集まっている。
>僕は現代の知恵とテクノロジーを投入して、価値観の原点回帰をしていく作業が「地方創生」だと思っています。