エルサレム首都認定、撤回求める決議案を検討 国連安保理
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米国の拒否権行使前提の決議案。
トランプ支持者を向いた行動が第一の米国大統領としては、有権者にアピールするよい機会と捉えるのかもしれないし、NBO(nothing but Obama)で、昨年の米国による棄権はとんでもなかったとアピールするのかもしれない。
しかし、米国の動きが挑発的になればなるほど、現地においては火に油を注ぐ可能性も。
注目のコメント
『複数の外交筋はこの決議案に対し米国が拒否権を行使すると予想しているものの、米国を除く安保理の理事国14か国のうち、全部ではないにせよかなり多くの国がこの決議案を支持するとみている。』
この決議案がエジプトによって提案されたという点に注視したいと思います。
エジプトは二島の領有権を巡って今年前半までサウジアラビアと険悪な関係になっていたにもかかわらず、6月の対カタール断行では湾岸諸国でもないのにサウジに媚びるかのように名を連ねました。
その直前に行われた湾岸サミットでサウジは断交同盟国のはずのバハレーンを無視してUAEとの二国間協力機構の設立を表明しました。サウジおよびUAEがイスラエルと関係を保っていることは周知の事実です。
一方で先週エジプトはロシアと原発建設で合意。
恐らくロシアという後ろ盾が出来た(少なくともエジプトはそう考えている)として、サウジに義理立てする必要もなくなったとの判断ではないでしょうか。
反イスラエルという目的の前にカタールと並んで声を挙げることが今のサウジに出来るかどうか、それによっては?断交問題にも影響が出てくるかもしれません。